映画「マイ・インターン」ではシニア世代がとてもキラキラと描かれていました。
ロバート・デ・ニーロ演じるベンは70歳。定年退職し、妻に先立たれ、経済的には特に困らず、時々海外旅行や息子家族に会いにいくものの、自宅に戻るとなにかむなしく物足りなさを感じながら日々を過ごしている。
そんなとき、あるインターネット販売のアパレル企業がシニアインターンを募集していることを知り、心にぽっかりと空いた穴を埋めるべく勤め始める。
そんなベンに学ぶことは、
新しいことに臆することなく挑戦する
ベンは入社してノートパソコンを支給されます。アナログ人間の彼は電源の入れ方さえわかりません。けれどそのうちには若い同僚の影響でSNSも始めます。
自分のできることを探して行動する
直属の上司はシニアインターン制度にあまり積極的ではなく、任せる仕事はないと言ってベンに指示を与えません。
何日も仕事を与えられないまま時間が過ぎますが、ベンは周囲をよく観察し、いま自分にできることを探します。同僚を手伝ったり、オフィスの机を占領しているものを片づけたりと、特に誰に言われるでもなく行います。
謙虚である
社会人経験も人生経験も同僚の何倍もあるベンですが、若い同僚に対して決して自分の意見を押し付けません。試してみてはどうかと、提案するように意見します。
また自分が褒められたときも、それは同僚のおかげでできたことだと言って他の人を立てます。
いつしかベンの周りには彼にアドバイスを求めて若い同僚が集まるようになります。
独りでも規則正しい生活をする、身なりに気を配る
ベンの自宅のクローゼットには服が整然と並べられ、ベッドもホテルのように整えられています。
また、食事にはきちんと皿、ナイフ、フォークをセットして楽しみます。
規則正しく就寝・起床し、カジュアルOKの会社に毎日スーツで出社し、休日でもひげをそり、誰かに貸すためにハンカチ携帯しています。
周りの人はみなベンに魅せられます。そして彼に好意を持ちます。
彼のような「紳士」にはどのようになれるのでしょうか。
年齢や経験を重ねればなれますか。
誰に見せるでもなく自分のために日々をきちんと過ごせばなれますか。
いつも相手のために何ができるかを考えていれば謙虚になれますか。
自分が変われば周囲が変わると言いますが…。
ベンのように生きれば私の周りも素敵な人であふれるでしょうか。
そんな夢を見たくなりました。